お前のすべてを愛してやる【完】

「亜矢乃の気持ちが知りたい」



ショートのわたしの髪の毛を撫でながら聞かれた。



「わたし…」



「うん」



ずっと気になってた。



言ってもいいよね…?



「わたしも…。大倉くんが、好き」



「……」



頑張って伝えたのに、全然何も言ってくれない。



やっぱり、からかわれてたの…?



「お、大倉くん…?」



ちょっと控えめに顔を覗くと〝ハッ〟とした表情をした大倉くんにギュ、と抱き付かれた。



「えっ!?大倉くんっ!?」



「すっげぇ、嬉しい」



戸惑う亜矢乃に対し、ゆっくり冷静に感情を出した衣月。