お前のすべてを愛してやる【完】


そして…。



「ごめんなさい…」



静まり返ったクラスに小さな声が響いた。



「冴木がやったのかい?」



冴木実知。(サエキミチ)



一重で切れ長の目をしていて、とても美人な女の子だ。



「実知ちゃん!!どうして、こんなことしたの!?」



公美が実知に近付き責めた。