お前のすべてを愛してやる【完】


「これ、やったの誰!?」



まだ一年生だというのに公美の声は凛としていて格好良かった。



「い、いいよ…公美ちゃん…」



隣で公美を止める亜矢乃に。



「よくないよ!!ねぇ、誰がやったの!?」



公美の怒りは止まらなかった。