「ねーちゃん、おはよう!」 「あー、秀也おはよう」 弟の秀也(ヒデヤ)のほうが起きるの早いなんて…。 亜矢乃は肩を落とした。 まだ5歳なのに…。 そんな亜矢乃は 「えー、また目玉焼きー?」 ブツブツ文句を言いながらも席に着き“パチン”と手を合わせ食べ始めた。