お前のすべてを愛してやる【完】

「亜矢乃、どした?」



そこに信もやってきて顔を覗く。



「分かんないんです…。でも何か苦しくて…」



やだ、人前では絶対に泣きたくないのに泣きそうになる。



落ち着いてよ、わたしの心臓!!



何度も何度も両手で胸を擦った。



「なんで、なんで…!!」



どうやったって、あの光景が離れない。



笑っていた、あの人を見たってだけなのに…。



女の子に囲まれてるのだって当然。



だってカッコイイんだもん。