お前のすべてを愛してやる【完】

「うそっ!藤澤くん!!」



真琴の目がキラキラと輝いていた。



恋するとこんなにも変わるんだね。



身近で変わっていく真琴に亜矢乃は羨ましくも思った。



チラリと廊下を見ると女の子に囲まれた衣月がいた。



衣月は笑っていた。



それを見た時、亜矢乃の心がズキンと鳴った。



「な、にこれ…」



「亜矢乃!?胸痛いの?」



突然胸を押さえて背中を丸めた亜矢乃に真琴は顔を覗いた。



「何か、おかしい…の。どうしよう、真琴…」



「え、亜矢乃!?」



亜矢乃は、その場にペタンと座ってしまった。