お前のすべてを愛してやる【完】

「信の食ったら虫歯になんぞ」



「む、虫歯っ!?」



右隣にいる衣月の言葉に亜矢乃は驚いた。



「衣月ー!!そんなわけないだろうが!!」



「信、黙れよ。だから俺の食え、な?」



「えっ、えっと…」



こんなことしたことないから、どうしたらいいか分かんないよ…。



亜矢乃が返事に戸惑っていると。



「真琴ー?どしたー?」



「え?」



信の声がして、向かいにいる真琴を見ると俯いていた。



もしかして、わたしのせい…?



「あ、嫉妬かー?」



「……っ」



信の言葉に真琴はバッと顔を上げた。