お前のすべてを愛してやる【完】

「みんなお弁当いいな…」



ポツリと出た言葉。



「母ちゃんの弁当マズイのかー?」



左隣にいる信が聞いてきた。



「そういうわけじゃないんですけど…。買ったお弁当ってあまり食べたことないから…」



「ふーん。そういうことか。じゃ、これやるから卵焼きくれよ」



「えっ」



信は自分の買ったお弁当の中に入ってる唐揚げをくれようとした。



「ほい」



箸で亜矢乃のお弁当箱に入れようとした時。