お前のすべてを愛してやる【完】

「亜矢乃、俺が教えてあげようか。言葉と実技で!」



「信!!」



怪しく微笑む信と、ちょっと焦ったような怒ったような衣月。



「う、ううん…。大丈夫です…」



何だかこれ以上聞いちゃいけない気がして断った。



「あ、亜矢乃ー!おはよー!!」



三人で歩き学校に近付くと聞こえてきた声。



「あ、真琴ー!おはよー!!」



亜矢乃は二人を置いて真琴の元に駆け寄った。



「あー、あの子に取られちゃったねぇ」



「信、何が言いてぇんだよ」



「別にー?」



信と衣月はそんな会話をしながらA組へと向かったのだった。