お前のすべてを愛してやる【完】

「ちょっとー。見せつけんなよなー」



後ろから聞こえてきた信の声。



「はぐれたら困んだろ」



顔をチラリと後ろに向け答えた衣月。



「はぐれたらって、衣月が繋ぎたいだけだろー?」



「なっ…」



え。



「亜矢乃、気を付けろよー。お前純情そうな顔してるからな。ちゃんと断らねぇと喰われんぞ」



「信、テメェ…」



く、喰われる…?