お前のすべてを愛してやる【完】

「うん、あのね。明日一番前の車両に乗れって」



「え、どうして…」



「それは…」



亜矢乃がいなくなった後での屋上での出来事。



「あ、そうだ。あんた、あいつに伝言頼めるか?」



チャイムが鳴り屋上のドアを開けようとした時、衣月から言われた。



「伝言?良いけど」



「助かる。明日一番前の車両に乗れと伝えてほしい」



「うん、分かったよ。伝えとく」



「えー!?なになにー!?衣月、俺はー?」



二人の会話に無理矢理入ってきた信。



「知らん」



衣月は短い言葉で答えるとドアを開け屋上を出て行った。