お前のすべてを愛してやる【完】

「あんたは可愛いよ」



髪を撫でながら〝可愛い〟と言った。



「…うそ」



亜矢乃は衣月の言葉を信じることはしなかった。



「嘘じゃねぇよ。あんたは可愛い」



二度目の〝可愛い〟



「そんなデタラメ言わないでください」



亜矢乃は静かに立ち上がった。



ちょうど先生がいなくなった後だった為、バレはしなかったが真琴と信は立ち上がった亜矢乃を見て駆け寄ってきた。