お前のすべてを愛してやる【完】


野宮と亜矢乃の会話に最初は笑って聞いてたものの、恥ずかしくなり、つい会話を止めた。



「あの、先生。一つ聞いてもいいですか?」



「えぇ、なんでしょう」



亜矢乃を見ていた野宮はニコニコしながら美和を見た。



年は50歳手前くらいだろうか。



メガネをかけていて、子供にも大人にも優しい先生だ。



「亜矢乃のコレは大人になってもずっと続くのでしょうか…?」



それは一番気になっていたことだった。