お前のすべてを愛してやる【完】

「あ、あの…。あの、おじさんはどうなるんでしょうか…?」



亜矢乃は話題を変えた。



「さぁ?でもお前がもう痴漢させないって約束したんだし、すぐ帰されたんじゃねぇの?なぁ、衣月?」



「俺に聞くな。痴漢なんかしたことねぇし、知らねぇよ」



「衣月が痴漢…」



「想像すんな、バカ」



亜矢乃の隣でまた騒ぐ二人。



そんな時。



「亜矢乃!!大丈夫か!?」



切符売り場に男性の声が響いた。