よ、呼び止められてしまったぁぁあ!!
どうしよう。
ここは振り返ったほうがいいのかな。
「は、はい?」
「....それ俺を避けてるつもり?」
振り返るとすぐ上に西原先生の顔が
あってドキッとした。
わ...。
「心配するな。何も恋人になりたくて
あんなことをいったわけじゃない」
ぽんっと先生の広くて温かい手が
私の頭に乗ると、西原先生は柔らか
い笑みで微笑む。
ドキッドキッドキッ――――。
な、なんでドキドキしてるんだろ。
先生が大人だからなのかな?
なんか、
西原先生ってあまり意識して
なかったけど
確かに
よくみるとかっこいいんだよなぁ。
なんで私この人のこと好きじゃない
んだろ。
どうして天野君じゃないといけない
のかな...?
「?ほら、そのままだと風邪ひくから
家まで歩いて送ってやるよ」
「い、いいです!!そのまま帰ります
から―――」
「いいから甘えとけ。な?」
先生の優しい笑顔に、
差し伸べる手に
身を任せた。


