~天野の過去~ 天野 雄大だから、ゆうちゃん。 そう呼ばれていた。 ある小さい女の子に。 「ゆうちゃん!遊ぼうっ!!」 「わかったわかった。だからそんなに 腕引っ張らないで?」 いつもそのこに腕を引っ張られては 俺がいろいろ違う場所に連れて行って。 そのこの名前は “桐島 千春” そう、俺より年下の女の子。 確か、俺が高校生だった頃だったと思う。 俺は8歳も年下の女の子に 生まれて初めて 恋をした あの夏の。 あの頃。