あ、恋愛部のドア開いてる。
天野君、今日もいるかな。
ぽわんと浮かんだのは今さっきの
先生の笑顔。
「...違う違う。絶対ないから」
「何がないの?」
顔を横に振っていると横から天野君の
声がして振り向く。
「えっ!?い、いやなんでも...」
「そう?なら別にいいけど」
あ、そうだ。
今さっき本気になるなって言われて
たんだっけ。
「うん」
ちょっと、胸が痛いかな。
...天野君って、誰にでも優しいから。
天野が先に部室に入ると、誰かが天野の
首に腕を絡める。
「おい天野。お前いつからそんなにふてぶ
てしくなった」
「あ、密。何?俺ばっかりに依頼が来るか
ら嫉妬してるの?」
「ち、違ぇしっ!!」
これは、照れてるのかな?
ばっと天野の首に絡めていた腕を離すと
じっと立花は私を見る。
え?何??
「お前...なんか顔赤くねぇ?」
ドキッ
「えっ!?」


