恋愛部☆番長組





 ~千春side~



 
「ねぇ!!私、彼氏ができたの!!」


「えっ――」


 梓の彼氏の名前を聞いて、心臓がドクン
 と跳ねた感じがした。



 その人、私とも付き合ってるんだよ??

 どうして、同じ人なの??



「そ、そうなんだ...」


「そう!!天野君ってほんとムカツクけど
 顔はいいよね~。好みじゃないけど」


 なんだ。
 ちょっとほっとしたかも。



「だけどさ~、あいつ私のこと絶対惚れさ
 せてやるっとかなんとか言うんだよ!?
 馬鹿じゃないのって思ったし」



 ドクンッ―――


 ああ、やっぱり
 誰でもよかったんだ―――


 私の心の中で何かが崩れていく。
 崩壊していく。

 
 
「そっか。うん、よかったね。おめでとう!」


 ちゃんと、笑顔で言えてるかな?
 ちゃんと、笑えてるかな??


 
「えっ、ちょっとどうしたの!?なんで
 泣いてるの!?ねぇ千春っ...」



 あれっ?

 おかしいな。
 ちゃんと笑ってるはずなのに。