これでよし。 ぼくは、もうここに帰ってこない かもしれない。 だけど――――― 千春ちゃんの記憶として思い出に 残れば、僕は それだけで、いいんだ―――― 「...これを貼って、と」 最後に、僕たちがデートした プリクラの写真をぺたりと 日記に貼った。 本当に、 バイバイだね。千春ちゃん―――― 今まで、ごめん。楽しかったよ。