結局、家に戻ってきてしまった。
...大地君のバカっ。
もう知らないんだからっ!!
ボフッとベッドに倒れこみ、泣いた。
心細い私には、ベッドが丁度いい。
ほんと、丁度いい。
ガタッ―――――
「だ、誰っっ!?」
こんな時に、窓の外から物音のような
音が聞こえて泣いていた目を拭い、
私は恐れながら窓のほうに近づく。
まさか、泥棒っ!?
近くに置いてあったものを手にとり
「やああっっ!!」と振るった。
だけど―――
「ぼ、僕だよ僕っ!!大地っっ!!」
「えっ―――...?」
でかいぬいぐるみを盾に後ろから大地
がひょこっと顔をだす。


