恋愛部☆番長組






 結局、家に戻ってきてしまった。

 


 ...大地君のバカっ。
 
 もう知らないんだからっ!!



 ボフッとベッドに倒れこみ、泣いた。

 心細い私には、ベッドが丁度いい。

 ほんと、丁度いい。



 ガタッ―――――


 
「だ、誰っっ!?」




 こんな時に、窓の外から物音のような

 音が聞こえて泣いていた目を拭い、

 私は恐れながら窓のほうに近づく。




 まさか、泥棒っ!?



 近くに置いてあったものを手にとり
 
「やああっっ!!」と振るった。



 
 だけど―――



「ぼ、僕だよ僕っ!!大地っっ!!」



「えっ―――...?」




 でかいぬいぐるみを盾に後ろから大地

 がひょこっと顔をだす。