恋愛部☆番長組





 授業の間、ずっと立花君が気になって

 先生の話が耳に全然入ってこなかった。




「はぁ....」



 初日から失敗しちゃった...

 彼女って、どうすればいいの?




「千春っ!お昼一緒に食べよ~!」



「あ、ごめん...私立花君に呼ばれてる
 んだ」



 その名前を出すと、クラスの女の子が

 じろっと一気に私を見る。




 え...何っ!?




「ち、千春―――...あの立花と付き合って
 るの!?」




「え?あ、う、うん...////」




 けど、正式には仮の彼氏彼女だし。
 
 梓、また切り替えるつもりじゃ――...




 そう考えると、チクッとした。




 ん?なに?今の...



「おい森宮~。密、何か機嫌悪そうだっ
 たけど、なんかケンカでもしたの?」


 あ、風見君―――...え!?怒ってた!?