再び車に乗って、出掛けた先は高校の教科書がおいてある専門書店。



カウンターで店員に菊司の1年の教科書を全部2冊ずつ用意してもらった。


レジ脇にあるノートやルーズリーフも何冊かずつ揃えて会計する。


1冊は控えで持ってりゃ、また嫌がらせされても大丈夫だろ。




本やノートを無造作に後ろに置いて、俺は自分の家に戻った。





部屋に入ってすぐパソコンと自分のスマホを出して、目的のサーバーに繋ぐ。




……ここなら安全性が高いから心配ない。




1時間ぐらいかけて作業を終えると、隣の家のガレージに車が入っていくのが見えた。


ちょうどいいタイミングで作業が終わって良かったな。