……あのテーマパークの撮影から、1週間が過ぎた。




パークの撮影は定期的に行って録り貯めをしてくるから、次に行くのは来月になる。





あの夜以来、確かに私に対する鳥羽さんの態度は変わった。


鳥羽さんは、《如月咲絢》を商品として扱っている。


……だけどその態度は、壊れ物を扱うように、優しく、労るように。





たまに、ふと鳥羽さんと目が合うと、そこにはもう迷いがないような目で私に微笑み返す鳥羽さんがいる。





それだけで、心には安堵感が広がる。




忙しい恭哉とは会えない状況が続いているにも関わらず、私の気持ちは今までよりずっと安定しているみたいだ。



なんでなのかは分からないけどさ。