高橋さんなら、きっと知ってるはず。
「……高橋さん、一つ聞いても良いですか?」
「なあに?」
カラオケが楽しかったと言ったのが高橋さんも嬉しかったのか、上機嫌で返事が返ってくる。
「梶社長って…恭哉の事……なんですかね?」
馬鹿だよね、私。
自分の彼氏の事なのに、大事な事を何一つ知らなかったなんて。
大体その人とは別人で、恭哉がただの一般人なら高橋さんが恭哉の事なんて知るわけないじゃない。
……それなのに……。
「……やっぱり梶社長本人だったわ。うちの社長が直接電話をかけて、事実確認したの」
「……嘘……」
恭哉が、有名な社長さんだった?
今でも信じられない。
だって、恭哉の口から直接聞いていないから。
「梶社長から咲絢には最近連絡がないでしょう?忙しいみたいで手一杯らしいわね」
「仕事が、ですか?」
大学が?
……それとも……他にも付き合ってる人が、いるの……?
「……高橋さん、一つ聞いても良いですか?」
「なあに?」
カラオケが楽しかったと言ったのが高橋さんも嬉しかったのか、上機嫌で返事が返ってくる。
「梶社長って…恭哉の事……なんですかね?」
馬鹿だよね、私。
自分の彼氏の事なのに、大事な事を何一つ知らなかったなんて。
大体その人とは別人で、恭哉がただの一般人なら高橋さんが恭哉の事なんて知るわけないじゃない。
……それなのに……。
「……やっぱり梶社長本人だったわ。うちの社長が直接電話をかけて、事実確認したの」
「……嘘……」
恭哉が、有名な社長さんだった?
今でも信じられない。
だって、恭哉の口から直接聞いていないから。
「梶社長から咲絢には最近連絡がないでしょう?忙しいみたいで手一杯らしいわね」
「仕事が、ですか?」
大学が?
……それとも……他にも付き合ってる人が、いるの……?


