大切なもの

「大丈夫!?」

顔をあげると、可愛い女子が私を見つめていた。

「は、はい」

驚きで、変な声しかでない。
だって、ここは学校じゃなかったから。
田舎の道だったんだ。

「もう、ビックリした。いきなり人が現れるんだよ!?」
「すみません………」
「いや、怒ってないから!!」
「そ、そうですか」
「あなた何歳?」
「13……歳です」

彼女は名前を聞く前に、年を聞いてきた。

「そうなんだっ!!中一?」
「そうです」
「おんなじだね」

彼女の勢いに押されて、肝心の質問ができない。
"ここはどこですか"