それはただのひがみという事も十分分かっている。 でもアイツの笑顔と今日見た顔を思い出すと 自分の過去を知らないアイツがあの夏を好きなさせてくれるんじゃないか…。 そう少しでも思ってしまった。 あの笑顔と真剣さに恋してしまったから。 「はーありえないわ…」 そう一言つぶやいた。