ツー


頬に温かいのが流れた。


涙だ。



抱き締めてくれた
おミツさんが優しくて、
うちは静かに泣いた。



今まで泣けなかった分を
流すかのように。





その間、おミツさんは
優しくうちの頭と背中を撫でてくれた。



うちはいつの間にか
寝てしまっていた。