教室へついて、ドアを開けると1時間目の授業が始まっていた。 社会だ。 「おー、天野来たかー。遅いぞ。早く座れー」 「あぁ」 そんな先生の声に気のナイ返事をして席に座る。 私は座って携帯をいじる。 先生も、特に注意はしない。 飽きられているんだろう。 「――――…新撰組の局長は誰だ?」 先生が生徒にそんなことを聞いている。 今日の授業は江戸時代、幕末か… 私には関係ないけど。