い… いきなり? 『えっと…』 『南北事務所を選ぶの?』 『…リルラ…』 『どうして答えないのよ…』 リルラの目から涙が溢れる。 『!? っ…リルラ!?』 『今日…何の日か知ってる?』 『えっ…』 僕は反射的にカレンダーを見る。 『あ…』 今日はリルラの誕生日だ… 『ミキくんが南北事務所に行ったら あたしは…どうすれば良いの!? どうして あたしの誕生日に大切なものが失われなきゃなんないのよ!? 行かないでよ… 答えてよミキくん…』 リルラは泣きながら僕にしがみついてくる。