「俺は、絶対約束を守る。莉乃も俺をずっと好きでいて。絶対だからな」


耳元で囁かれるのは偉そうだけど、甘い言葉。私の心臓はさっきからドキドキが止まらない。

こんなにも惑わされて、こんなにも翻弄させられるとは思わなかった。

6つも年下だけど、そんなの関係ないと思わせるくらい聖也の魅力を思う存分に感じた。

分かりにくいところはいっぱいあったけど、分かりやすい魅力もたまにあって、それに惹かれていく自分を認めたくなくて、頑なになっていた。

でも、認めるしかなかった。いつまでも自分の気持ちに気付かない振りなんて出来ない。


「うん。あたしもずっと聖也を好きでいる」


私を抱きしめる聖也の腕をギュッと掴む。

幸せを掴んだ感じがする。離したくない。絶対に離さない。

私たちはまだ始まったばかりなのに、永遠の愛を誓い合った。


ーendー