久しぶりに家に帰ると いつもなら薬で暴れている 母の姿が見えない 静まりかえった部屋の一室から 水の音が聞こえた 「もしかして…」 あたしは、急いで お風呂場へ向かった 予想はあたっていて 母は、右手に剃刀をもって 切った左手を 浴槽に入れて倒れていた