「ただいまー」

「あー、おかえりゆー!」
幼稚園にまだ行ってない未和が言った。
それをきいた陽おばちゃんが

「雪宇!あんたまた帰ってきたの?」

「だってつまんないんだもん、そうだ、未和のこと幼稚園に連れてくね!」

「わかった!よろしくね!」

「りょーかいっ」

「みわぁ~、行くよ~」

「あー、まってよ、ゆー」

「やなこった~、追いつけるもんならおいついてみろ!!」

夢中になって走り出す。

未和が追い付く。

「もう!これじゃあ、一緒に行ってるっていわないでしょ?!」
なんて言う...

大人じゃないんだから...と心の中で一人で笑う

幼稚園に着くと、先生が必ずお迎えをしてくれる。

先生を見つけると一度も後ろを振り向かずに先生の元へ...

「せんせーおはよー」

私は先生に軽くお辞儀をして、未和が園の中に入るのを見届けた後、帰る。