「大丈夫?琉輝也君体調悪いの?」

瑠美はそう言ってしゃがみ込み俺の顔を覗き込んできた。

お前はバカか!

と心の中で怒鳴り…

「ちげーよ…お前がその…告白してきた男と付き合うんじゃないかと思ったんだよ!」

もうヤケクソだった。

「大丈夫だよ?瑠美は琉輝也君のお嫁さんになる勢いだから♪」

「っ///」

顔が赤くなるのが分かった。

「あ!琉輝也君、顔真っ赤だ!可愛い♪」

そう言って微笑む瑠美が愛おしいと思ったら我慢出来なくて抱き締めていた。

「見んな。」

「どうして?可愛い琉輝也君なんて貴重だから撮らないと!」

お前には負けるよ…

「撮らなくていい…。」

「そう?じゃーそろそろ恥ずかしいから離して?」

お前はさんざん恥ずかしいことを言ってただろーが!

「無理…瑠美はさぁ俺の嫁になるんだろ?」

「うん!もちろん!」

笑顔でOKする瑠美

「子供は何人ほしい?」

「男の子一人と女の子一人で二人♪」

「じゃー子作りの練習でもしとくか?」

俺はそう言って瑠美をベットに押し倒した。

「わぁ!る、る、琉輝也君!?」

「ん?」

「こ、これはどういう状態かな?」

「瑠美を押し倒して襲おうとしてるとこ。」

瑠美は顔を真っ赤にさせアワアワしていた。

「お、おおお襲うって!?」

噛み噛みの瑠美は動揺しているのが丸分かり

「可愛がってやるから…」

俺がそう言って頬に手を滑らすとうるうるした目で俺を見上げた。

「優しくしてくれる?」

か細い声でそう言って顔を逸らす瑠美の顔を無理矢理自分の方に向け一瞬だけのキスをした。

チュッとわざと音をたてると瑠美は顔を赤くされる。

「あぁ、優しくする。」

「じゃーいいよ♪瑠美の全部琉輝也君にあげる!」

そんな可愛いことを言う瑠美の唇を塞いだのは言うまでもない。

そして俺たちはその日初めて一つになった。

琉輝也sideおわり