「じゃあ、友達とこいのぼり見てきたって話せよ」


「宇宙君……あたしと友達になってくれるの?」


「お前さ、俺達って放課後毎日顔を合わせて、こうやって二人で公園にも来るような関係だろ?それって友達ってことだろ。違うのか?」


「うーん……。確かにそうだね!」


友達……かぁ。


宇宙君と友達になれたのはすごく嬉しい。


だけど、あたしは宇宙君が好きだから。


宇宙君の彼女になれたらいいなって思っちゃうよ。


「ん?」


その時、目の前にスーッと何かが落ちてきてあたしは目を見開いた。