キミと生きた時間【完】


何だろう、この感じ。


嫌な予感が全身を包み込み、呼吸が荒くなる。


どうしよう、どうしよう、どうしよう。


宇宙の様子がおかしい。


自販機の前にたどり着き、温かい飲み物を買おうと小銭を取り出して入れようとしても指先が震えてうまく入れられない。


「何で。何でよ……。どうして」


震える手を押さえつけるために右手の手首を左手でギュッと掴んで、小銭を入れる。


何とか入れ終え、温かいお茶を買う。