キミと生きた時間【完】


向かった先は海と市街が見渡せる展望台だった。


ロープウェイに乗り、展望台を目指す。


「来たい場所って、展望台だったんだな?」


「うん」


「まさか展望台だとは思わなかったけどな」


遊園地とか動物園とか水族館とか。


あたし自身が行きたい場所はもっとたくさんあった。


だけど、宇宙の体のことを考えるとそう遠くへはいけないことぐらい分かっていた。


だから、展望台にした。


まだあたしが幼い頃、一度両親に連れてきてもらったことのあるこの展望台に宇宙を連れて行きたかった。