「俺には超優秀なスパイがいるから、里桜の情報は全部筒抜け」 「も~……。樹里の奴~!!」 後で何かごちそうしてもらわなくちゃ。 心の中でぼそぼそっと呟いた時、ふわっと体が温かい何かに包み込まれた。 「……――宇宙?」 「あー、ムカつく」 「えっ?」 「ずっとこのままにしておきたい。ずっと俺の胸の中に抱きしめてたい」 宇宙の胸にぺたりと頬をつけながら、背中に手を回す。