宇宙君は階段に腰かけた。 その瞬間、あたしは弾かれるように木の陰から飛び出して宇宙君の元へ駆け出した。 会ったら何を言おうとか、 何を聞こうとか、 色々考えていたはずなのに、もうそんなことどうでもよかった。 とにかく、言葉を交わしたい。 目を見て宇宙君としゃべりたい。 宇宙君を……感じたい。 「……――宇宙君!!」 あと一歩というところでそう叫ぶと、宇宙君は慌てて立ち上がった。