彼に囚われ。







「彩奈ちゃん!
 風邪治ったー?大丈夫ー?」


「ありがとーひづ!もう元気ー」



次の日は元気に登校してきた彩奈ちゃんと
お話したり、外で遊んだりした。






しゅーまとの約束は、忘れていた。






放課後になって、彼が訪れてくるまでは。






「彩奈ちゃんっかえろー!」


ランドセルをしょって、彩奈ちゃんのもとに駆け寄ったとき。
ガラリと教室のドアが開く音がした。



「ひーちゃん・・・」








「あ!しゅーまくん!」


急に昨日がよみがえった私は、満面の笑顔で彼に駆け寄った。














──しゅーまと出会ったこのころに。

戻れるなら、戻りたい。

もし、戻れたら私は、きっと──