もしかしたらまた隣になれるかもだけど… でも 今日が優士の隣で過ごせる、最後の日。 …なんとか話せないかなぁ…。 「…ねぇ優士。」 周りになるべく聞こえないように小さな声で話しかける。 なんとなく恥ずかしいから。 野次も苦手。 「……うん?」 素っ気ない返事。 しかも返事だけで、こっちを向いてくれない。 心が痛む。