どこまでも続く長い塀。 大きな門。 緑あふれる庭。 「…優士の家ってお金持ちなんだね。」 言葉が出ない。 「そう?普通だよ。まぁ入って。」 普通? どこをどう見て普通? 普通っていうのは私の家のことをいう。 案内されて入ったけど… やっぱり広かった。