「さあな。自分で判断しな。」 そう言ってポンポンと頭を撫でようとすると異常に肩をビクつかせた。 不自然だな。 「お前、家は?」 「...燃えた。」 は?燃えた? 「燃えた...?」 「うん、黒い服の人がきてお母さん怒鳴って家燃えた!そんで走ってここきた!」 ニコッと笑って答えるが...どう考えても可笑しいだろ。 黒い服の人?ヤクザか? 親が借金抱えてたとかか? 「お前行くとこねえのか?」 そう聞けはコクリと頷く女。 「...はあ。わかった、俺んとここい。」