「んんっ、」 ーチュッ 少し苦しそうに息をするあいつの艶やかな唇から音を立てて離れた。 トロンと瞳を潤ませ赤くなったあいつの頬に唇をよせる。 「へ…すけっ、」 聞きたくて仕方なかったあいつの声と本音。 そして愛の言の葉。 「やっべー…」 「え?」 「すっげぇー嬉しい」 あいつの肩に額を乗せあいつを引き寄せた。 「今から、かっこ悪いこと言う…」 かすかにあいつが頷いたのを確認すると俺はあいつに聞いて欲しくて震える手を隠しながら話した。 平助side*end