お祖母ちゃんの体の様子が心配なのと、蒼季をお祖母ちゃんに紹介するのに緊張を募らせながら、荷物を詰めて出発の日を迎えた。


蒼季も、おっきなカートをタクシーに乗せて準備万端。

駐車場は高いから車は使えないらしい。


インプレッサともしばらくお別れで残念そうな蒼季。



タクシーに乗ると、国際空港までの行き道では何を話したのか分かんないぐらいに緊張感が高まっていた。

おかしいでしょ。だってお祖母ちゃんがいるトスカーナまでは何十時間もかかるのに、今からこんなに心臓バクバクしてたら持たないよ。


空港に着くと、クリス達と合流するために待ち合わせ場所に向かう。