蒼季も披露宴ではお酒を『飲まなきゃいけない』らしいから、式場のホテルまではタクシーで乗り付けた。




暑くもなく寒くもない、丁度良い気候に恵まれた、そんな1日。




蒼季に手を繋がれて控え室に入ると、バスで乗り合って来た両家の親族の人や職場関係、それに友人関係の人達も揃っているみたいだ。



「おせーじゃん。てか、華音も来たんか?」



私の後ろから聞こえた声は、振り返ってみなくても誰かは分かる。



宿敵その②、つまり春臣だ。



こないだは鷹嘴先生で今日は春臣かぁ…。



縁があるのかそれともマジで私と蒼季の行動を見張られてるのか、それは分からないけどよくよくつるむのが好きな人達だよね。