「で、俺のビールが発泡酒に格下げされた、と?」

「……ハイ……」



あれ、これデジャヴ?


リビングの床に正座させられて。


目の前には静かに怒りを表すヒトがいて。



……って、なんで今日はこんな目に遭ってばっかりなの!? 私なんか悪いこと、した!?



「……まぁ、鷹嘴サンだから大丈夫だとは思うけど、今度からは男にホイホイ着いていくなよ」


着いて行ったんじゃないもん!逆に付き纏われたんだもん!



ショッピングモールで鷹嘴先生と別れると、もうトラブルはゴメンだとばかりに私は部屋に逃げ戻った。



そして晩ごはんを作って、蒼季が帰ってくるのを待って今日起きた出来事を説明したんだけど蒼季もなぜかちょっと怒りぎみ。