「やーみと!あと、二文字だね!」

「・・・・そう・・・・だね・・・・」

「・・・・まだ、引きずってる?」

「・・・・うん・・・・」

「大丈夫!きっと、大丈夫!・・・・だから、元気だして?ね?」

「うん・・・・そうだよね・・・・」

二人は文字を探して今日もさまよう。







       残り:二文字




三人目 猫原伶のネガイ


私の名前は猫原伶(ネコハラレイ)。株式会社夢猫用品店の社長の娘である。

年は15歳。親は本物の親ではない。本物の親はずっと前に他界した。

「ねー!お父様~!このゲーム欲しい~!」

超わがままで何でもムリ言って貰ったりしている。

「う~ん。ゲームはもう買って無かったっけ?


「このゲームが欲しいの~!」

「・・・・わかった。今日の午後2時までには用意させるよ。」

「わ~い!お父様大好き!」

でも、本当に欲しいものは口に出していない。

なぜなら、父親でも用意出来ないような物だったから。