視界の端の黒い靄 ~ MOYA ~


私が、そのページを開いたまま写真を凝視していると、それに気付いた大輔が写真を覗き込んできたんだ。


「うわっ!これ、マジ?!」


「え?なんの事?」


「クリスマスだよ!俺と街中のイルミネーション見に行ってたから、帰って来たの9時頃だよな?それから家族でパーティーやったのか?!」


「へ?」


その大輔の反応を見て、私は漸く気付いたんだ。


この写真の方が正しいんだ。
大輔は、やっぱり記憶を変えられているんだと…