「バラしてもいいよ。でもバラしても誰も信じないと思うよ。下手したらいじめられるかも。」 「ひぃ。」 悪魔だ。ここに悪魔がいる。 「素直に言うこと聞くのといじめられるのどっちがいい?」 「言うこと…聞くのが…いいです…。」 「じゃあ決定だな。明日が楽しみ。じゃあな絵璃花。」 そう言って彼は爽やかな笑みを浮かべて出ていった。 なにこの敗北感。 悔しいっ!! めっちゃ悔しいっ!! あ、名前聞いてない。 まぁいいや。明日聞こう。