「カバスに?」



エリトリンはイラっときました。



わざわざあんなやつの言うこと聞くなんて…そう思ったのでしょう。


いくらなんでも私をそこまで傷つける必要なんてないじゃない…


エリトリンは考えれば考えるほど悲しくなりました。


「マイティンは私のこと好きなのかな?もう私辛いよ…」


「俺は好きだと思うよ。好きだからこそ近づかない。」


エリトリンはマイティンに会って変わりました。りんごを見て落ち着いていたのにマイティンを見て落ち着くようになっていたのです。


「初めての恋だったのに…」


エリトリンは泣きました。


もう離れなきゃいけないんだと。


もうマイティンと一緒にいちゃいけないんだと。


どっちも傷ついつしまうと。


そう思ったのです。